ダメ探偵

ダメ探偵 裏話

結果が出せない探偵

探偵業を営む者の中には「ダメ探偵」も存在する。

私が知るダメ探偵のダメさ加減は群を抜いた話が多く固まってしまうほど。

その中でも一番多く聞く話は「調査結果が出せない探偵」による調査である。

探偵としてのバックヤードや経験が無く探偵業界に新規参入し、「自称探偵」と呼ばれているダメ探偵である。

例えば、比較的に裕福な家庭で育ち、食うに困らない人物が起業した場合は、すぐには調査で結果は出せないであろう。

そもそもノウハウが乏しい事と、情報源が殆ど無いというのが結果が出せない原因であるが、豊富な資金から広告を打つことができるため依頼は入ってくるのである。

その調査の殆どに結果が出ないため信用を築けず、数年の内に消えていく所謂「趣味の延長線上」となってしまう。

悪徳探偵

その他のダメ探偵的存在が「悪徳探偵」である。

他探偵社の手掛けた案件の報告書を拝見してみると、「調査を行っていない日」があるにも関わらず調査を行ったと報告書に表記し料金をぼったくっているケースがある。

報告書を長年見てきている同業者の探偵が目を通せば見抜ける開いた口が塞がらなくなる内容や調査結果。

どんな探偵が現場で調査をしたか見てみたい気もする。

もし再調査して同じ曜日の対象者の行動を比較すれば、真実は確認できるであろう。

探偵として生きるには

探偵を目指す方がこれらのことを読んだら幻滅し「探偵などまっぴら」と考えるかもしれないが、本音や現実はフィクションよりも面白いと感じて下さる方のためにもう少し書きたい。

探偵になることは難しい事ではない。

誰でもある一定の条件をクリアし管轄警察署に届け出ればなれる職業である。

但し、探偵学校などが教えている探偵術は表面上のモノであり、実際に探偵として生きていくために必要な調査力や情報力などとは遠く及んでいない事実はご存知だろうか?

また「調査に必要な情報力」の他に依頼を集め「集客する能力」の2つが無ければ、どちらが欠けても探偵を職業として生きていく事は難しい。

実際に何十年も聞く名前の探偵達は両方を身に着けている探偵であるか、もしくは「副業で探偵」をすることが可能な業者のいずれかなのである。

間違っても映画やドラマでの憧れだけで入ってはいけない職業なので、十分注意して探偵学校などには入学して欲しい。

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