彼氏を疑い、探偵事務所に出向きました。
浮気調査となりますが、料金は学生の私でも支払える金額でした。
私は21歳の大学生、彼氏は23歳の社会人でした。
社会人の彼にほれ込み、毎日のように友達ぐるみで飲み会などを催していました。
私は彼にべた惚れであり、周囲も当然のようにそれを知っていました。
親友のRも、私と彼の恋を応援してくれていたはずです。
当時フリーだった彼氏とは次第に距離が縮まり、見事に交際関係にまでこぎつけました。
私は少々プライドが高いために、彼への要求が多く、彼に洋服を指定して着てもらったり、彼の不満点は矯正していました。
また、私が純潔であるために彼との性交渉を拒んでいたのですが、彼は受け入れてくれていました。
親友Rは、時々私達カップルと一緒に飲む事があり、その度に私と彼の仲をうらやましい、と褒めてくれていました。
私は親友Rの可愛らしく、自分を低く見せる性格も大好きであり、本当に良い親友であると思っていたものです。
ただ、少し男好きな雰囲気があるな、とは感じていました。
彼が段々と私にそっけなくなり、私の要求にも応えなくなり、もしかして浮気では、と不穏な空気を感じるようになりました。
以前は私と性交渉を持ちたがっていたのですが、その頃、私にまるで興味が無く惰性で交際をしているかのような空気を感じられました。
私は彼の事が大好きであり、別れる気などありませんでした。
結婚も予定していましたし、もしかしたら浮気では、と探偵に浮気調査の相談をしました。
私が学生ながらに親から月に数万円の小遣いを貰っていたために、探偵に支払う料金は負担には感じられませんでした。
若年層のおままごと恋愛にも、探偵事務所は腰を上げてくれて調査を行なってくれました。
相談料が無料でしたので、安心感がありましたね。
彼の詳細を伝え、探偵事務所は調査を開始してくれたのですが、あっけないくらいにすぐに浮気の事実が判明しました。
お察しの通り、浮気相手は私の親友Rでした。
親友Rと彼氏がラブホテルに入っていく様子の写真を提示され、それも何枚も撮影されており、彼とRだとはっきり分かりました。
彼氏に問い詰めると、浮気をしていたと白状しました。
証拠写真があったために、言い逃れはできないとすぐに白状をしたようです。
朗らかであり、お茶目で可愛らしい性格だったと思われた親友Rは、
実は僻みっぽく、本心を隠す性格であり、寝取りたい、といった動機だけで私の彼氏と浮気をしていたようです。
探偵事務所の浮気調査をもってして、私は軽薄な人間関係を絶つことができました。